三上延『ビブリア古書店堂の事件手帖』3
ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)
- 作者: 三上延
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/06/21
- メディア: 文庫
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古井由吉×佐伯一麦『言葉の兆し』
- 作者: 古井由吉,佐伯一麦
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/07/20
- メディア: 単行本
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ゆえに、言葉は芽吹くだろう。続いているものがあるならば、沈黙はいつか破られる。取り戻すものでもなく作り出すものでもなく与えられるものでもない。それは自然と、気がつけばそこにある。
そうでなければならない。
伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』
- 作者: 伊藤計劃,円城塔
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2012/08/24
- メディア: 単行本
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楽しく読んだ。力や役者が不足しているとは最後まで思わなかった。それでも、オリジナルを夢想する悲しみをいやしてくれるものではない。
舞城王太郎『JORGE JOESTAR』
- 作者: 舞城王太郎,荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/09/19
- メディア: 単行本
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それは明らかに異端でありながら、それでも烈しい光であることをやめない。目をすがめて、魅せられたとしても、別にいい。
山崎ナオコーラ『ニキの屈辱』
- 作者: 山崎ナオコーラ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/08/05
- メディア: 単行本
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諦念でしかない。痛烈な皮肉が、対象には決して届かないように構成されているところが、とてもつらい。
中村航『トリガール!』
- 作者: 中村航
- 出版社/メーカー: 角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/08/10
- メディア: 単行本
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批判の言葉は数限りない。そのうえたしかに高尚ではないが、ただ本来、娯楽とはそういうもので良いのではないか。それに気付かぬふりができるのであれば、それで終わりで良いのではないか。
伊坂幸太郎『夜の国のクーパー』
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2012/05/30
- メディア: 単行本
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仮定をしてみよう。その上で物事を積み上げてみよう。砂上の楼閣に過ぎないそれは、それでもそびえたつ塔である以上、無価値ではあり得ない。